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「クリムト展」行ってきました。素晴らしすぎて苦しい

東京都美術館にて「クリムト展 ウィーンと日本1900」が始まりました。

初日に早速行ってきました。

絵のパワーがとにかく凄かったです。

会期は、

東京会場:2019年4月23日~7月10日

豊田会場:2019年7月23日~10月14日までです。

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クリムト展 2019 東京都美術館

展覧会の初日、訪れた16時頃は、さほど混雑もなく、比較的落ち着いて作品を鑑賞できました。

会場では来場者の秘めた熱気を感じて、気持ちが更に高まりました。

展示作品

クリムト今回の代表作品は、妖艶な女性が男の首を持ったあやしい《ユディトⅠ》、

老女、母、赤子が描かれた《女の三世代》、

55歳で亡くなる直前に描いた《赤子(ゆりかご)》などです。

どの作品にも影があり、決して楽しい絵ではありません。

金箔を用いたり、カラフルな絵の具が使われていますが、生きる苦しみが描かれているようでした。

女性の絵では《鬼火》という作品が好きで、グッズ購入もしました。

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クリムト展 グッズ A5ノート 鬼火 Will-o'-the-wisps

生と死を見つめた作品が多く、1時間見て回ると胸が張り裂けそうになりました。

展示の最後には、生後間もなくして亡くなってしまった息子の絵《亡き息子オットー・ツィンマーマンの肖像》がありました。

絵の中の小さな赤ちゃんの表情や、クリムトの心情を想像すると、とても苦しかったです。

 

人物像のイメージが強いですが、風景画も多く描いていました。

《雨後(鶏のいるザンクト・アガータの庭)》を観たときは、キャンバスの前にクリムトの姿を感じました。

緑と動物に癒されていたんだろうと思います。

見ごたえのある展示で、クリムトのことを知れて、作品以上に人物に興味を持ちました。

 

グッズ

グッズにもかなり力を入れていて、グッズ売り場も広く、内容も充実していました!

ちなみに展示会を観ずに、クリムト展ショップのグッズだけ買うことは出来ないと思います。

Tシャツとトートバッグは欲しかったですが高値でした。

ポストカードやクリアファイルも増える一方なので我慢しましたが、種類が多く色も綺麗だったので買った方が良かったかもしれません。

缶バッジやワインや金平糖など気になる商品がたくさんありましたが、30分間悩みぬいて購入したのは、ノート1冊でした。

A5サイズで400円+税、中は無地です。

あと、ピンバッジ(ピンズ)のガチャポンを1回やりました。

ガチャガチャっと回して出たのがこちら。

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クリムト展 グッズ ガチャガチャ ピンバッジ Beethoven Frieze

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クリムト展 グッズ ガチャポン ベートーヴェン・フリーズ①

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クリムト展 グッズ ガチャポン ベートーヴェン・フリーズ②

2つの不思議なデザインは、《ベートーヴェン・フリーズ》の一部で、抱き合う男女の頭上に描かれていました。

ピンバッジ(バッチ)は全てベートーヴェン・フリーズのモチーフです。

なんでそれを採用?と不思議に思うデザインもありますが、どれもキラリと金色に輝き、可愛いです。

ガチャポンの設置場所は、グッズ売り場を出て左手でした。

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クリムト展 グッズ ガチャガチャ ピンバッジ

金のフォトスポット

展示会場・グッズ売り場を出ると、写真スポットがありました。

金色の「クリムト展」フレームは、本物の金で出来ているようです!

純金の金箔を職人が手作業で貼っているとのこと。

ちなみに展覧室入り口のタイトル「GUSTAV KLIMT」も純金だそう!豪華です。

写真スポットの絵は、老女、母、赤子が描かれた《女の三世代》。

ここで写真を撮れば、この命の循環の中に自分が加われます。

凄いことです!

フォトスポットに《女の三世代》が選ばれたのには大きな意味がありそうです。

 

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クリムト展 2019 東京都美術館 金のフォトスポット

クリムト、シーレ、ウィーン三昧

 しばらくは余韻に浸ろうと思いましたが、なんと

2019年4月24日からは国立新美術館にて

「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」が始まります。

日本・オーストリア外交樹立150周年記念ということで盛りだくさんです。

こちらは、クリムト、シーレだけでなく、ウィーンの至宝が集結とのこと。

エゴン・シーレの絵も生で観たらとてつもないパワーがありそうです。

 次はもう少し勉強してから観に行こうと思います。

 

シーレやクリムトの映画も色々出ているようで、できるだけ観たいです。

気になる映画はこちら。

 

①映画「クリムト」2006年作

マルコヴィッチの穴」のジョン・マルコヴィッチクリムト役というので観てみたい

➡︎観てみました。物語の流れをつかむのが難しかったですが、クリムトとモデルの関係や、女性のファッションなどが分かりイメージが膨らみました。


クリムト デラックス版 [DVD]

 

②映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」2015年作

クリムトの名画「黄金のアデーレ」をめぐって実際に起こった裁判の物語。

➡︎観てみました。クリムト役が登場する訳ではないですが、絵画にまつわる歴史が知れて勉強になりました。アメリカに住む女性が、自身の伯母アデーレがモデルになったクリムトの名画を、オーストリアの美術館から取り返そうと裁判をおこす物語です。


黄金のアデーレ 名画の帰還 [DVD]

 

 ③映画「エゴン・シーレ 死と乙女」2016年作

公開当時観たいと思いながらも、シーレの世界を知るのに怖気づいて避けていました。今ならこの勢いで観たい!


エゴン・シーレ 死と乙女 [DVD]

 

④映画「クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代」2018年作

2019年6月8日に日本公開されました。クリムト、シーレ没後100年記念のドキュメンタリー映画です。

 

まとめ

クリムト展、本当にすごかったです!

特に展示の終わりでは、忘れがたい体験をしました。

展示の最後は悲しく寂しい絵でした。

1番印象に残るのは、絵から滲み出る悲しいエネルギーのようなものでした。

少しでも気になる方は、想像以上の体験ができるはずです。

見応えのある大作が多く、グッズが豊富で、撮影スポットもあって、とても充実した最高の展覧会でした。

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クリムト展 ウィーンと日本1900 チケット

 

【動画】グッズ購入品紹介

ウィーン・モダン展も観てきました!

2つの展覧会でゲットしたグッズの紹介動画を作りました。


クリムト展覧会 購入品グッズ紹介(大注目のスモックTシャツ!)

 

展覧会グッズではないですが、クリムト展のポスターにもなった「ユディト Ⅰ」のTシャツを発見。

その他に「接吻」やクリムトのサインのプリントTシャツがありました。

 
東京のクリムト展は7月10日まで。今年はクリムトを存分に味わいます!

 

クリムト展の数日後に「ウィーン・モダン展」観てきました!

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