観たことを後悔しました~。
最初から最後まで気持ち悪い映画…。
今回は、ヨルゴス・ランティモス監督の映画「籠の中の乙女」(2009年)を観た感想です。
気持ち悪すぎて面白い…?
まず、R15+指定だけあってかなりグロい。苦手な人は観ちゃダメです。
私もタイトルの「乙女」と「可愛い」ポスターに騙されました!
この映画に「乙女」と「可愛い」要素はまったくありません。
舞台はギリシャ郊外にある立派な一軒家。子供に「外の世界は恐ろしい」と嘘を教え込み、子供を家に閉じ込める父親。
子供たちは、私たちが考える常識からブッ飛んでます。
例えば、麻酔薬を吸って先に目覚めた人が勝ちという危険な遊びをしたり、欲しい物と引き換えに秘部を舐めたり、外敵と教え込まれた庭の猫をやっつけたり…
完全に狂ってます。
結婚記念日に、両親の前で踊り狂う姉妹の姿には、ドン引きしつつ笑いました!
もしかしてコメディーだったのかも?
奇妙さが滑稽さに変わり、最後は狂気へ…。
結末は少し希望が持てましたが、もっとその先の展開が見たかった!
気持ち悪いものをずーっと我慢して見たのに(笑)これで終わり?とショックでした。
ただ、物語に惹きつけられたのも事実です。
1日たってもずっとモヤモヤしてて、頭から離れません。
まんまと罠にハマったのかも…?
アカデミー賞ノミネート
映画「籠の中の乙女」は、第62回カンヌ国際映画祭で「ある視点賞」を受賞。
第83回アカデミー賞外国語映画賞にノミネート。
ヨルゴス・ランティモス監督作品
ギリシャ出身の映画監督。
主な監督作品
- 籠の中の乙女(2009年)
- ロブスター(2015年)
- 聖なる鹿殺し(2017年)
- 女王陛下のお気に入り(2018年)
「聖なる鹿殺し」も観ましたが、最高に気分の悪くなる映画でした。
「籠の中の乙女」以上に緊張感があって、スリリングで面白かったのですが、やっぱり観て後悔する映画でした。
ただ、ここまでくると、「ロブスター」も「女王陛下のお気に入り」も制覇したい気持ちになります。
ヨルゴス・ランティモス監督の生み出す、不気味さに立ち向かいたい!(笑)
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結果、気持ち悪いけど面白かったです。
心と時間に余裕のある方におすすめ(笑)