SF映画の金字塔、1982年公開の「ブレードランナー」(ファイナル・カット)を観ました!
不気味でエロティックで面白かった!
ただ予想以上に戦闘シーンが多くグロかったですが、続編の2019年公開映画「ブレードランナー2049」も絶対観たいと思いました。
アンドロイドと人間の恋愛
グロいのは、アンドロイド=「レプリカント」と人間が争うシーンです。
「レプリカント」はめちゃめちゃ強く、なぜか自分の手に釘をブっ刺して、襲いかかってきます。
怖すぎます。グロが苦手な人は戦闘シーンは見ない方がいいかも。
しかし物語の主軸は「レプリカントに恋をする人間」でした。
ダッカードは人間に逆らう「レプリカント」を消し去るという使命がありますが、美しいレプリカントのレイチェルに恋をします。
ダッカードとレイチェルのキスシーンはゾクゾクしました。
アンドロイドと人間の恋愛は、苦しくロマンチックです。
もし自分が「レプリカント」だったら?
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))
▲「ブレードランナーの」原作、フィリップ・K・ディックのSF小説
元々レイチェルは自分がレプリカントだとは知りませんでした。
しかし自分の記憶も作られたものだったことを知り苦しみます。
もし自分がレプリカントだったら?
自分の感情や記憶の全てが嘘のようで何も信じられなくなります。
さらにレプリカントの寿命は4年。
何のために生きるべきか苦悩します。
そして自分を生み出した人間を恨むかもしれません。
街並み、ファッション、美術道具も見応えあり
舞台は2019年11月のロサンゼルス。
2019年という今現在の設定で嬉しくなりました!
街には日本語の看板や、アジア人が多く登場するので、一瞬日本が舞台かと期待しました。
色んな世界の文化がごちゃ混ぜになって混沌とした雰囲気です。
うす暗く荒廃した場末感のようなものが漂い、歓楽街のバーではヘビを使ったエロティックなダンスなどを見せています。
そこで使われるヘビも本物ではありません。本物はとても高価だそう。
ファッションは現代とさほど変わりないですが、レイチェルの笑えるくらいに四角い肩パッドには驚きました!
地面と水平な肩パッドです。そのジャケットを脱げば普通の肩が出てきて安心しました。
角ばったアイテムは他にも車や、お酒のグラスにも登場し目を引きます。
緊張感のある世界観が演出されているようでした。
それにしてもダッカードはいつもお酒を飲んでいたので、未来でもお酒は癒しの存在のようです。
あと、お風呂後に頭を入れると自動で髪を乾かしてくれる機械は最高だと思いました!
「ユニコーン」の意味は?
▲ 「ブレードランナー」の謎を解決したい
デッカード(ハリソン・フォード)が夢の中でみたユニコーンは何だったのか?
未知との遭遇の暗示だったのか。
そして映画のラストシーンで、デッカードが小さなユニコーンの折り紙を拾ってニヤリとする意味は?
折り紙のユニコーンをきっかけにして、ダッカードは何か自身の問題が解決したのか、レイチェルと二人で逃亡することを決断したようでした。
映画のところどころに折り紙の人形のようなものが登場していたので、大事なメッセージが隠されているようなのですが、
色々分からず、観終わった直後の感想は「混乱」でした。
ラストシーンのデッカードの「ニヤリ顔」が怪しすぎなんですよね。
めちゃめちゃ、かわいい。
▼プリントTシャツもありました。 カラー・サイズ展開豊富なヘビーウェイトTシャツのようです。折り紙のユニコーンの尖がったデザインがかっこいいです。
続編「ブレードランナー2049」を観れば何か分かるかも?
待てよ?「ブレードランナー2049」に再びハリソン・フォードがダッカード役で出てるということは、ダッカードがレプリカントという可能性はないのか?
謎が多くてモヤモヤしますが、観た後にもあれこれ考えて楽しめる映画です!
映画情報
「ブレードランナー」
公開 1982年7月3日(日本)
制作国 アメリカ、イギリス
監督 リドリー・スコット
脚本 ハンプトン・ファンチャー、デヴィッド・ピープルズ
出演 ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング、エドワード・ジェームズ・オルモス
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