
2024年4月、アーティゾン美術館(東京)で開催された『ブランクーシ 本質を象る(かたどる)』展へ。
日本の美術館で初のブランクーシ展。
チラシで《接吻》を知った時から、生で見るのが楽しみでした!
会期は2024年3月30日~2024年7月7日まで。
アーティゾン美術館・チケット

アーティゾン美術館は東京駅から徒歩で約5分。

2019年まではブリヂストン美術館という名称でした。
23階建てのミュージアムタワー京橋の1~6階が美術館です。

虹色の看板がシャレてる!
大都会の美術館になんだか緊張しました。
チケットはオンラインでの事前購入がお得です。
- オンライン予約チケット 1,800円(クレジット決済のみ)
- 現地の窓口販売チケット 2,000円
大学生・高校生は無料!(要オンライン予約) 太っ腹。
《接吻》

一番楽しみにしていた《接吻》。
ぴったりくっつき二人で一つの丸っこいフォルムが愛らしい。
がっちり抱き合う腕もいい。
左右対称に見えますが、よく見ると片方は胸が膨らみ、ロングヘアなので女性だと分かります。
洗練されているけど素朴で温かみを感じます。
《雄鶏》

なんだろうと思ってタイトルを見ると《雄鶏》。
なるほど、ギザギザがとさかを連想します。
同じ鳥の作品でも《空間の鳥》は刀のような一本で表現され、更に洗練されて美しかった。
《眠れるミューズ》という頭部のシリーズでは、フォルムが洗練されていく過程が見れました。
無駄のないカタチ、金色の頭部は神々しく未来的でカッコイイ。
アトリエ
「アトリエ」という展示コーナーは異質でした。
白い台座に置かれた金色の作品たちは、怪しい生き物のようでした。
曲線・膨らみ・ねじれがエロティックに輝きます。
あきらかに男性器に見える作品に驚きました。
作品名が《王妃X》というのもスゴイ。
かなりロックな人だったんだなとカッコ良いと思いました。
所要時間
ブレンクーシ展の会場は1フロアのみで40分ほどで鑑賞できました。
5階と4階では「石橋財団コレクション選」が同時開催され、同じチケットで鑑賞できました。
超豪華なコレクションで、ドガ、ロダン、ピカソ、ジャコメッティ、モネ、ルノワール、マティスなど。
しっかり見るなら1時間くらいかかりそうですが、今回はブランクーシ展で大満足していたので惜しかったですが、20分ほどで見終えてしまいました。次回はじっくり見たいです。
特に惹かれた作品は、
- アンリ・ルソー《牧場》
- パウル・クレー《双子》新収蔵作品
- ジョージア・オキーフ《オータム・リーフⅡ》新収蔵作品
撮影可能

ブランクーシ展の作品は一部を除き写真撮影OKでした。
しかし広告を掲載しているブログに写真をのせて良いかどうかが定かでないため、今回はブログ掲載を控えました。

上記の注意書きは、5階「石橋財団コレクション選」にあったもの。
- 動画の撮影、作品の接写はできません
- 非営利かつ私的利用の目的でのみ撮影可能です
などと書かれています。
グッズ

グッズが楽しみでした!
購入したのはポストカード2枚と缶バッジ1個。

《接吻》ポストカード110円(税込)
ピンクの背景色が甘~い!

《雄鶏》ポストカード110円(税込)
なんだか背景色のおかげでポップな雰囲気。

《接吻》缶バッジ 220円(税込)だったはず。
サイズは一般的な直径3cm程。
他にも《接吻》のTシャツや、ブランクーシが飼っていた犬のぬいぐるみ(!)など、気になるものがたくさんありました。
特にミニチュア版の《接吻》のキーホルダーは期待していましたが、本物と比べて色が黄色っぽかったのが嫌で諦めました。
ショップは2階にありました。チケットがなくても誰でもショップに入れます。
1階にはカフェもありました。
初めてのブランクーシ展、最高でした!
洗練されたカタチの追求がすごかった。
作品は神々しいほど美しく、生き生きしていた!