2019年6月30日テレビで「君の名は。」を観ました!
ハラハラするし、感動もするし、見ごたえたっぷりで、最後は自然と泣いていました。
高校生の恋愛はかわいらしく微笑ましかったですが、大事な人を失った悲しみというテーマは胸が苦しくなりました。
希望に満ちた結末には勇気づけられます。小説も読んでみたくなりました。
映像美
映像が美しくて驚きました!
太陽に透ける葉、オーロラのように輝く隕石、湖の輝きなど、アニメーションというのが信じられない美しさでした。
特に山や空など自然の場面は、立体的で奥行きがあって本物のように(本物以上に?)美しかったです。
映画館へのリピーターが多かったようですが、確かに映画館の大画面で観たら迫力もあって感動するだろうと思いました。
主人公の女の子・三葉には元気いっぱいの妹がいますが、いつも二つ結びなのもあり、どことなくジブリ・トトロに登場する姉妹を思い出しました。
自然に囲まれた暮らしや、目に見えない絆など、トトロとの共通点がありそうです。
「君の名は。」はアニメーションなのに自然の美しさを堪能できて感動しました!
舞台「須賀神社」「国立新美術館」
場面設定として、三葉の住む町の大自然と、瀧の住む都会東京の対比は観ていて面白かったです。
公開当時「君の名は。」の舞台になった場所巡りが流行っていることに、「そこまでする?」と思っていましたが、今私も巡りたくなりました。
やっぱり最後に2人が出会う階段!
あれは新宿区四谷の「須賀神社」の階段とのことで、1度行ってみたいです。
六本木の国立新美術館が登場した時は嬉しくなりました!
2019年7月現在「ウィーン・モダン展」が開催中の美術館ですね。
立花瀧がアルバイト先の先輩・奥寺ミキとデートするシーンに登場します。
二人が展示を観た後に入ったカフェは、多分美術館2階にある「サロン・ド・テ ROND」でしょう。
実際に行ったことがある場所が映画に登場すると一気に親近感が湧いて、映画の中に入り込めるのが楽しいです。
音楽「RADWIMPS」
音楽も最高でした。
RADWIMPS(ラッドウィンプス)のボーカル・野田洋次郎さんの声が優しいこと!
映画と共に楽曲を作っただけあってバッチリはまっていました。
主題歌の「前前前世」はドラマチックで盛り上がる曲ですが、映画のラストで流れる「なんでもないや」という曲は優しく切なくて胸に来ます。
泣かせる気満々だな?と思いつつ、まんまと号泣です。
あと驚きなのがRADWIMPSは楽曲4曲を英語バージョンで作っていました!
「君の名は。」の北米公開を記念して、期間限定ですが、英語バージョンにした映画本編の上映もあったようです。
なるほど、世界で人気がでるのも納得です。
▼「前前前世」の英語バージョンです
RADWIMPS new single「君の名は。English edition」より「Zenzenzense (English ver.)」
「Zenzenzense」の歌詞はそのままで、日本語のイメージとあまり変わらないです!
きっと英語圏の人たちもカラオケで熱唱していることでしょう。
▼英語バージョンの主題歌4曲入りです
男女逆転
男女の体が入れ替わるという設定は、「男らしさ」「女らしさ」がはっきり見えて面白い部分ではありますが、どうも気になる所がありました。
主人公の「瀧(男)」が、自分の体が「三葉(女)」の体に入れ替わったかどうか、胸を揉んで確かめるんですよね。
ありがちな場面なので最初は良かったのですが、何度も胸を揉むので、最後の方はしつこくて少し気持ち悪かったです。
分かりやすい笑いの取り方なのかもしれませんが、少し古くさくないか?と残念に思いました。
あとは三葉の自転車の立ちこぎシーンでは、スカートが短くて下着が見えていたような気がします。
ただそういう性的な部分も含めて、日本中・世界にも受けたのだろうと思いました。
まとめ
高校生の恋愛・友情ドラマや、家族の絆など、もりだくさんの内容で充実していました!
自然災害や大事な人を失うというテーマを扱っていたので、観ていて苦しい部分もありましたが、考え直す機会になりました。
映像美やRADWIMPSの主題歌もどれも魅力的で、世界中を虜にした理由が分かった気がします。
今後、新宿や六本木を歩くときには、きっと「君の名は。」を思い出すでしょう。
四谷の「須賀神社」にはいつか行ってみたいと思います。
良い映画体験ができました!