バスキアの作品を初めて直接観た時、エネルギーが大噴出しているのが見えました!
バスキアはどのようにアーティストとして成功をおさめ、短い生涯を駆け抜けたのか?
今回は、バスキアのことが分かる映画をまとめました。
ジャン=ミシェル・バスキアとは?
1960年12月22日、ニューヨークのブルックリン生まれ。
1977~79年、マンハッタンのストリートで、アル・ディアスと共にSAMO©の名でグラフィティを描き注目を集める。
1979年バンド結成。バンド名「Gray(グレイ)」。クラリネットを担当。
1980年バスキアはバンドGray脱退。
1980年初めて絵画作品を展示、1982年アメリカでの初の個展をニューヨークで成功させる。
1983年にウォーホルと出会い共同制作も行う。短期間マドンナと付き合う。
1987年2月22日ウォーホル死去。ウォーホルの死によりバスキアの孤独感が強くなる。
1988年8月12日、バスキアはヘロインの過剰摂取により死去。
バスキアは3000点以上のドローイングと、1000点以上の絵画作品を残す。
画家、グラフィティ・アーティスト、詩人、ミュージシャンとして活躍した。
映画「バスキア、10代最後のとき」
劇場公開:2018年12月22日
2017年制作/79分/アメリカ
原題:Boom for Real: The Late Teenage Years of Jean-Michel Basquiat
バスキアが注目を集める前の1970~1980年代ニューヨークの社会やアートにスポットを当てて制作されたドキュメンタリー。
映画監督のジム・ジャームッシュや、ファッションデザイナーのパトリシア・フィールドも登場します。
監督はバスキアと同じ時代をニューヨークで過ごしたサラ・ドライバー監督。
映画「バスキアのすべて」
劇場公開:2010年12月20日
2010年制作/93分/アメリカ
原題:Jean-Michel Basquiat: The Radiant Child
バスキア本人のインタビュー映像や関係者の証言からバスキアに迫るバスキア初のドキュメンタリー作品。
冒頭のインタビューでは25歳のバスキアが登場します。
監督はバスキアの友人でもあったタムラ・デイビス監督。
映画「バスキア」
劇場公開:1997年6月7日
1996年制作/107分/アメリカ
原題 :Basquiat
バスキアの生涯を描いた伝記映画です。
監督はバスキアの親友、ジュリアン・シュナーベル監督。
バスキア役は初の映画主演作となるジェフリー・ライト。
デヴィッド・ボウイ、コートニー・ラブ、デニス・ホッパー、ゲイリー・オールドマン、ウィレム・デフォーなど、豪華出演陣にも注目です。
映画「DOWNTOWN 81」
2001年4月28日公開
2000年制作/75分/アメリカ
バスキアが19歳の時に撮影された唯一の主演映画。
ドキュメンタリーではなくドラマです。
1980年~1981年に撮影され、2000年に完成した作品。
バスキア演じる若いアーティストがアパートを追い出され、ダウンタウンで様々なアーティストに出会う不思議な物語です。
まとめ
バスキアの誰にも真似できない人生には魅力があります。
ただ死因が薬物だったことからも、アーティストとして成功することで生まれる苦しみは大きかったのだと思います。
バスキアの描く作品は、描く楽しみと生きる苦しみが爆発しています。
踊り出したくなるような作品もあれば、胸が痛くて辛くなる作品もあるのは、バスキアの作品がバスキアの人生そのものだからかもしれません。
▼バスキア入門書
▼バスキアのバンド「Gray」特集